いや、こんなタイトルで文章が書けるような成績なんか、これっぽっちも残してないけどね(笑)


『MTGにおける強さとは、ミスをしないこと』とは、試合を重ねるたびに痛感させられる僕の持論。

しかし、試合中は初手のキープから除去を打つタイミング、戦闘するクリーチャーの指定からリソースをめぐる攻防まで、ありとあらゆる場面で選択の繰り返し。
まあ自分なんかは毎回ノルマのようにミスをし、このブログで反省文を書いているわけです(笑)

ただ、そんな弱っちい僕だからこそ、他の方が書かれている「セオリーはこうだ!!」みたいな記事を読むたびに、色々と気づかされることが多いのもまた事実。

今回は、その中でも僕が特に意識している「MTGにおいて試合で勝つための考え方」を、いくつか紹介させていただければと思います。

なお、他の方が書かれていた記事を自分なりの理解に落とし込んだ上で書いていきますので、厳密に元の方の考え方と一致するとは限りません。
考え方なんてものは十人十色で、同じ理論を聞かされても、どうしても個人のバイアスがかかってしまいますからね。



1. 有利な時はリソースを交換して軍縮を強要すべし

詳しくは、関西の強豪プレイヤー、八朔さんの『5ばさんMTGブログ』のこちらの記事を参照していただければと思います。
(この前の京都遠征の時、八朔さんとお話したかったのに人見知り発動で声をかけれなかったのはわりと後悔)

自分が有利な時というのは、相手に対して何らかのアドバンテージを得ることが出来ているということを意味します。

なので、そんな時は1対1交換を必要以上に恐れる必要はありません。相手の場にあるカードが現在のアドバンテージをひっくり返すような悪さをする前に、こちらのカードと相打ちにしてしまえばいいのです。

極端かつ簡潔な例で言えば、こちらの場に4/2が1体と2/2が1体がいてライフ20、相手の場に2/2が1体いてライフが6だとします。

普通に考えれば、4/2と2/2で相打ちを許してしまうのは明らかに損ですが、こちらの攻勢とあれば話は別。仕掛けることで押し込むことが出来そうなら、積極的にリソースを交換すべきなのです。

この場面、相手の1体の2/2ではこちらのクリーチャー全てを処理することはできません。
そして、アタックにいった結果2/2が残れば、残り少ない相手のライフ、削りきる未来が見えてきます。

相手の2/2に+3/+3のオーラがついてからでは取り返しがつかないことになってしまいます。

逆に言えば、反対の立場の時に例えば1/5を引いたからといって、安易に2/2でアタックにいくのは考えものです。
ライフレースで負けている以上、今あるリソースを少しでも大事にして、反撃の機会を伺うべきです。

リンク先の記事でも書かれている通り、10-9より5-4、5-4より1-0のほうが有利なのは明白です。
10-9では相手より1割だけリソースを上回っているだけですが、5-4とあれば2割差。2-1なら相手の倍のリソースがある計算となりますからね。


コントロール嫌いで『グルール専門』を自称する自分にとって、大変お世話になっている理論です。
アグロ系のデッキは、1対1はおろか、時には1対2交換のアド損を許してでもアタックをかけなきゃいけない場面に出くわすことがあります。
そういう時にこのことを覚えておくと、強気に出ることに迷いがなくなります。



2. 自分がアグロ側なのかコントロール側なのか、立ち位置を考えて行動すべし

有名な『Who's the Beatdown?』で主題とされている考え方です。(英語なのでアレですが、興味がある方は検索してみてください)

この記事では、「アグロとコントロールとは相対的なものであり、自分がどちらであるかを見誤ってはいけない」というようなことが書かれています。

捉え方は人それぞれだと思いますが、言い換えれば、「攻勢にいくべきなのか守勢にいくべきかはしっかり考えなさい」ということだと思います。

最近の実例でいくと、僕は先日の赤単信心ミラーマッチにおいて、後攻の第3ゲームの初手、土地4枚、ミジウムの迫撃砲、神々の憤怒、ドムリ・ラーデという生物なしのハンドをキープしました。

いつもはヌルキープで泣きを見ることが多い自分ですが(泣)、この初手だけは確信をもってキープしました。

というのも、赤単信心の同型対決でお互いにまともに展開していけば、よほどのドブンでもない限り、先手のほうが有利(攻勢に出れる)なことは明らかだからです。

つまり、後手の自分にとって求められるのは、マナカーブに沿って順調に展開できるハンドより、先手後手をひっくり返すほどの力を持った除去だった、というわけです。

画像1

(先手の相手の展開に対抗するために)


結果としては、相手のマナスクリューで除去を打つまでもなく勝ってしまったわけですが、自分が攻勢に出れるのか、それとも守勢にまわるべきなのかは常に考えておくべきだと思います。

赤単信心のようなデッキだから、常にアグロで真っ直ぐに展開するのが正解とは限りません。

反対に、普段コントロールに馴染みのない自分にはよくわかりませんが、アゾリウスコントロールを使っている方にとっては、カウンターを構えるマナを立てておくべきか、フィニッシャーを出すべきか迷う局面があるはずです。
そんな時は、今自分が攻勢なのか守勢なのかという視点から結論を出すのも一つの手段かもしれませんね。


また、この考え方は先の『軍縮』の考え方とも密接に関わっています。

自分が攻勢なのか守勢なのかを正しく判断できてはじめて、リソース交換を積極的に行って軍縮すべきかどうかがわかるからです。



一応、自分がゲーム中に常に意識しているのはこの2つです。

皆様の参考になれば幸いです。




……しっかし、こんなこと書くのに説得力が出るくらいの成績を出したいなあ(苦笑)